【開催レポート】 NaITE#17 「PSP(Personal Software Process)概説&体験ワーク」 開催レポート


スポンサーリンク




1 開催概要

2016年9月18日 NaITE#17「PSP(Personal Software Process)概説&体験ワーク」を開催しました。概要は次の通りです。

開催日時 2016/09/18(日)

13:30 〜 16:30

開催場所 六郷地域力推進センター 第二集会室(東京都・雑色)
メインテーマ PSP(Personal Software Process)概説&体験ワーク
キーワード・タグ PSP,TSP,CMM
プログラム 13:30~13:40 オープニング「開会のご挨拶」 NaITEスタッフ
13:40~16:10 Personal Software Process(PSP)のご紹介 くまきち 氏
16:10〜16:20 クロージング NaITEスタッフ

2 勉強会の様子

今回は「PSP(Personal Software Process)概説&体験ワーク」というタイトルで勉強会を行いました。

PSPとは,CMMI( Capability Maturity Model Integration)や前身であるCMMを開発したハンフリー博士が提案した自己改善のプロセスです。PSPを活用することにより、技術者個人個人のエンジニアリングスキルや生産性、作業や成果物の品質を向上させることができます。参加者はベテランの技術者の方がやや多い印象でしたが、ワークも交えながらの講義に熱心にメモを取る様子が見られ、有意義な勉強会となりました。

2.1 オープニング

img_1108 オープニングではNaITEスタッフより本イベントの注意事項、NaITEについての紹介、および当日のプログラムについて説明をいたしました。また、10月7日(金)に長崎ブリックホール(長崎市)にて開催する「長崎 Software Quality and Development Gathering 2016」についての説明と予定しているプログラムの紹介をいたしました。

その他現在活動中のSIG、活動を完了したSIGについての案内も実施いたしました。

2.2 セッション「Personal Software Process(PSP)のご紹介」

img_1109

くまきち 氏より、「PSPとは何か?」「PSPの具体的プロセス」「PSPの先にあるもの」の三つをテーマとしてPersonal Software Process(PSP)の概説をしていただきました。また、途中で演習ワークを行い、理解を深めました。

PSPは「ソフトウェア」という単語が入ってはいますが、ソフトウェア開発のみならず日々の仕事にも役立つため、ぜひ日々の仕事の見積もり、計測、改善などのヒントになるものを持ち帰ってほしいと話されていました。このセッションの構築そのものにもPSPを活用したとのことで、まさにPSP実践者としての活きた知識を披露していただきました。また、関連する知識領域としてTSPやCMMにも触れられており、PSPのみの説明にとどまらない幅の広いセッションとなっていました。

また、ワークの題材には「長崎ぶらぶら節」など長崎の民謡が取り入れられており、来月の長崎QDGを意識された内容となっていました。ワーク終了後は「思ったよりも見積もりと実績の差異が出た」などの感想が寄せられ、参加者も実際にPSPの見積もりを体感してみることで理解が深まった様子でした。

くまきち 氏は「個人が自分で行う作業の管理や、その作業のやり方(プロセス)を改善する仕組みがPSPである」と説明されており、そのためにまずは自分の作業時間の実績を記録してみるのが良いと話されていました。作業時間の計測が行えるフリーソフト、スマートフォンアプリも出ているようですので、皆さまもまずは日々の作業時間の計測から始めてみてはいかがでしょうか。

3 参考情報・リンク等

4 次回の予定等

次回は10月7日(金)、「長崎 Software Quality and Development Gathering 2016」と題して、長崎ブリックホール(長崎市)にてNaITEの年に一度のフラグシップイベントを開催します。奮ってご参加ください!

以上

ーーーーーーーーーー
2016年9月29日 作成
報告者:藤沢 耕助(NaITE運営スタッフ)

pdf:NaITE#17 「PSP(Personal Software Process)概説&体験ワーク」 開催レポート

スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク