【開催レポート】3rd長崎QDG レポート 3.6:技術セッション「チームで、長期間で、たくさんのソフトウェアを快適に開発し、価値を生み続けるためのエンジニアリング」


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3.6    技術セッション「チームで、長期間で、たくさんのソフトウェアを快適に開発し、価値を生み続けるためのエンジニアリング」

3.6.1    はじめに

この講義では、「現在のソフトウェア開発においてコラボレーションツールを利用することが重要であり、これにより組織としては生産性の向上が得られ、開発者としては一人ひとりが快適で幸せな環境が得られる」という内容でした。講師は、金子 昌永氏でした。

3.6.2    レポート報告

はじめに、現代のソフトウェア開発についてのどのようなものかイメージを参加者の皆様と共有しました。具体的には、以下のようなことです。

・開発者それぞれがクリエイティブな活動を行なっていること

・チームで活動しておりメンバ間で意思疎通ができる環境が必要なこと

・派生開発中心であること

・ソフトウェアの価値はリリース後も成長させる必要があること

・複数のソフトウェアを組み合わせて構成されること

次に上記のイメージがどのようなプロセスによって支えられるかを、はじめに文献(SWEBOKV3.0、組込みソフトウェア向け開発プロセスガイド等)で確認しました。また、近年話題になっている「DevOps」を取り上げ、説明いただきました。

また、現代のソフトウェア開発には、さまざまなツール(チャット、バージョン管理、CI/CDなど)が必須であり、またこれらのツールが相互に連携させることが重要であるという説明をいただきました。同時に、組織やチーム、メンバの能力が高くないとツールを使いこなすことが難しいという説明もありました。このようなツールを使いこなせない状況を乗り越えるためには、エンジニアだけの努力では難しいこと、利用者それぞれが、ExcelやWordを扱う以上のコンピュータリテラシへの考え方を考え直す必要があるようです。単純に、メールやExcelが使えることがコンピュータリテラシではない、コラボレーションツールを使いこなすことが、ソフトウェア開発を行う上でのコンピュータリテラシであること、いろいろなツールを組み合わせて連携させて使うことが組織の生産性向上と個人の環境のよさにつながることがわかりました。

(報告:すずき しょうご)

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