3.7    LT(ライニングトークス)セッション

今回の長崎QDGでは、ライトニングトークスとして、toshite氏、caori_t氏、さとうひろゆき氏の3名の方にご登壇いただきました。持ち時間7分という短い時間ながら、お三方とも興味深いお話をしていただきました

3.7.1    「いっぽんのサービスのむこうに」tosite氏

tosite氏は、社内サービス構築までの軌跡を通しての気づきを発表していただきました。オフコンのデータをRDBMSに取り込むところから始まり、メーカーへの問い合わせの際には、あちこち「ディーラーたらいまわしの刑」に遭いながらも、デイリーミーティング、テスト駆動開発(TDD)、カンバンといったアジャイルのプラクティスに到達した経緯を、実際の苦労話を交えながらご報告いただきました。

こうした実際の事例紹介はたいへん貴重であり、参加者の皆様にも満足できるものであったのではないかと思います。氏は、もはやテスト駆動なしでは生きられないとのことで、今後の活躍が期待されます。

3.7.2    「一人じゃ探せない答えを探してみたら…」caori_t氏

Caori_t氏は、ご自身の活動として続けられております、ゆるっとファシリテーター、略して「ゆるファシ」についてご紹介いただきました。一人じゃ探せなかった答えも、誰かと一緒に「ファシる」ことができれば、思わぬところに解決策が見つかるかもしれません。「ゆるファシ」はそんな風に、人に寄り添うファシリテーションだと思います。

問題分析をファシる、現状分析をファシる、強みの分析・言語化をファシる…。一人で悩まず、みんなで「ファシる」ことにより、さまざまな課題に対処していくことが今後のチームのあり方なのかもしれません。元気がもらえるLTでした。

3.7.3       「テストを料理で例えてみよう」さとうひろゆき

さとうひろゆき氏は、テストを料理に例えて考え、テストの重要性についてご紹介いただきました。

料理とソフトウェア開発は、「ものをクリエイトする」という観点でとてもよく似ています。何を食べたいかを考え(要求分析)、どうやって作るかレシピを考え(設計)、調理していきます(製造)。終われば仕上げ、盛り付け、配膳と進んでいくわけです。

調理の時に必要なのが「味見」です。「味見」をすることにより、想像していた通りのものができたかどうか、作り直しをしないといけないかどうかがわかります。この「味見」こそがテストだ、と氏は言います。「味見」なしに料理はできないように、テストなしにソフトウェア開発は語れない。なので、テストは重要だ、と。

料理とソフトウェア開発のアナロジーについて、とても面白く聞かせていただきました。

(報告:木村 良一)